2018年04月18日

黄砂について

和歌

1:春の雨。黄砂含むと厭わるも、ゴビに娘(こ)あればそれもまた佳し。

2:春の雨。黄砂含むもゴビの地に、娘居(お)りなばそれもまた佳し。


○西日本で続々と黄砂(こうさ)を観測
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おととい、きのうに続き、きょう2018年4月17日も大阪や福岡など西日本の広い範囲で黄砂を観測しました。
視程はいずれも10キロメートル以上で、見通しが極端に悪くなっている所はありません。
上空の風が弱いため、きのうまでに飛んできた黄砂が西日本付近にとどまっていたとみられます。

○黄砂とは

大陸の砂漠域や黄土地帯の砂が強い風によって大気中に舞い上がり、上空の風で運ばれて、日本
などへ降下する現象です。日本では3月から5月に多く観測されます。黄砂の濃度が濃くなると、
空が黄色く見えたり、車や洗濯物などに付着したりすることがあります。
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2018年04月14日

突撃!モンゴル体験について

モンゴル イフザスグ大学に交換留学している田中縁さんのレポートを紹介します!

3月

みなさんこんにちは。田中縁です。

3月のマンスリーレポートをここ、モンゴルからお届けします♪

あっという間にウランバートルに来て、2か月が経ちました。だんだんと暖かな日も増え始め、日本より薄着なのでは?!と感じるような日もあります。といいつつも、朝起きたら雪がうっすら積もってた!なんてこともあるので、春を迎えたといっても、まだまだモンゴルは寒く、また1日のなかでも寒暖の差が激しいので、体温調節が大変です。

そしてまた、黄砂が飛び始め、目がゴロゴロ、目薬も手放せません。写真は、まだ少し山に雪が残っている時期の学校から見たゲル地区の風景です。発展した地域と差が大きく、発展途上の国なんだと再認識します。住んでみると大変おもしろい国なんですよ♪

写真右側から中心に伸びているこの白い部分は川です!かっちかちなので車も平気で通りますよ。

さて、本題ですが、今回は学校の授業の様子について、とくに面白かったものを紹介します!

以前のレポートでも述べましたが、私は学園大で歴史文化学科に在籍しています。そのため、こちらの学校で週に数回ずつ、マーケティング、広報、ビジネス法などの歴史の授業以外に、歴史とはまったく関係のない授業も受けているので、たいへん新鮮で楽しいです。とくにマーケティングの授業では、自分のグループで売る商品を決め、どのように宣伝し、どのようなブースの飾りつけで他のグループと差をつけ、売り上げを伸ばすかについて考える「Food Day」というものがありました。各班、ピザやハンバーガー、キンパ、ボーズ、ケーキ、コーラ、コーヒーなどの飲食物を売ります。この日は生徒や先生が1階のホールに集まってわいわいとランチタイム過ごすことができ、授業の一環と言っても、実践的な授業だったので、本当に楽しかったです。

またEnglishSpeakingの授業ではグループごとに好きな国を1つ決めて紹介するプレゼンの授業がありました。私の班はイギリスについて、風土や食べ物、ランドマークなどについて話をする予定でした。しかし!プレゼン当日、私のグループメンバーが2人とも欠席!!「君のメンバーはどこだい?」なんて先生に茶化されながらも1人でなんとかやりきることができました。

ほかのグループに1人、たいへん上手にプレゼンする子がいて、わぁ、この子評価高そう…!!と思っていたのですが、その生徒は見事、1番高い評価をもらっていて、さすがだなと思いました。ほんとうに格好よかったです。私も当初、1人で焦ってしまったものの、その子に続いて2番目に良い、80%の評価をいただきました!やったー!この留学中にあと数回プレゼンの機会があるそうなので、次はもっと頑張ります!

さて、授業にも慣れて毎日があっという間に流れると、中間テストがありました!Royal Academyではテストが1教科につき2時間も当てられていて、一日最大3教科。1週間を通して毎日試験用のスケジュールでしたか、水曜日はDayOFFでした♪ 解答を終えた人から退室することが可能なので、まったく辛くはありませんでしたが、English LEVELの高い授業ではやはり、ちょっぴり大変な部分もありました。とくにビジネス法は難しい単語が含まれる長文を読み、とある定義に基づいて自分の考えを述べるものでした。辞書の持ち込みは認められていないので、難しい単語は簡単な表現に直すなどして書き上げました。この時はさすがに、与えられた2時間をいっぱいに使いました。今からもう、期末テストが心配でなりません…!笑

テスト前は先生に頂いたスライドを使って勉強したので、やはり、こちらにノートPCを持ってきて正解でした。留学に行かれる方は辞書のほかにノートPCを持っていくことをお勧めします!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

次回のレポートをお楽しみに♪

3月(お楽しみ編)

みなさんこんにちは。

日本は桜が咲いて、あたたかく、たいへん過ごしやすいことでしょう!こちら、モンゴルも暖かくなってきましたが、さすがは平均気温が氷点下の国、せっかく溶けた川が朝になればまた凍結しています。1日の間、または1日ごとの温度差が激しいのが、モンゴルの特徴です。ほんとうに暖かい日は日本よりも薄着で、日中は薄手の服1枚で外を歩けるほどだったりします。さすがに夜は寒く、雪がチラつくこともあるので、体調管理に気を付けなければなりません。写真は田舎のほうにある、大きなチンギスハーン像の写真です!

さて、今回は「おたのしみ編 パート2」ということで、モンゴルでの放課後、週末の過ごし方についてお伝えします。

暖かくなってきたため、ありがたいことにクラスメートから、あそびに誘われることが増えました!「いつもホテルに1人でいるし…めっちゃさみしいよ〜」とみんなに言いまくったおかげもあると思います!笑

<映画を見たはなし>

まず、はじめてクラスメートと出かけたのは、2月のこと。映画を見に行こうよ!と誘われ、ほとんどの授業を一緒に受けている友人と映画、「Black Panther」を見に行きました♪ おどろくことに、大人1人、約400円ほどで見られるんです!ちなみに子供はその半額。英語音声にモンゴル語字幕だったのですが、日本と違ってモンゴル語の字幕は本当に長いんです。日本語だと意訳したり、省略したりしますよね?モンゴルではそうでなく、細かい文字で2行、3行続くことだってあるんです!そしてすぐに切り替わってしまうので、きちんと読めているのか尋ねたところ、「あんまり読めないよ笑」という返答でした。

また、ある土曜日に「MOVIE DAY」というものが学校でありました。英語音声なうえに、英語字幕!しかも無料で見られて、ほんとうにうれしかったです。こちらに在学しているうちにまた開催してほしい…!RoyalAcademyはおたのしみがいっぱいです♪

<カラオケでは乃木坂46も歌える>

放課後に弾丸でカラオケに行くことだってあります♪ 学校からてくてくと移動して、カラオケ屋さんへ…洋楽だけじゃなくK-POPもあるし、日本の幅広いジャンルの歌もたくさん!アニメ関連の歌はもちろん、古い歌だけでなく、今を時めく乃木坂46の(3.4年ほど前の)楽曲だって歌えます!(新し過ぎるのか、さすがに私の大好きな欅坂46は入っていませんでした…笑)

<日本から〇〇が!!>

ずっと1人で過ごしていたこの2か月弱…なんと!!家族がモンゴルへ遊びに来てくれました〜〜!!生活用品のほかに、たくさんの日本からのお土産を持ってきてくれました…鯖缶が本当においしくて、感動!笑

さて、家族が日本へ持ち帰るためのお土産を探すべく、大きなデパートへ。お土産用のモンゴルらしいお菓子や小物なども手に入る、観光客から人気のスポットです。この国営のデパートには様々なお店がたくさん入っているのですが、とあるフロアは全部がカシミアゾーン!モンゴルのカシミアは本当に上質で、なにより日本では手に入らないような価格でGETですることができます。母が満足そうだったのがなによりうれしかったです♪

<食べものは多国籍!>

ウランバートルには様々な国の食べ物屋さんがあります!韓国の焼き肉やおしゃれなライスバーガー、インドカレー、200円ほどでケバブ、中華、ロシア料理、ちょっとお高いけどお寿司…おやつだったり出先でだったり、安くておいしいものを堪能しています♪

写真は家族が来てくれた際に、みんなで行ったコーカサス料理屋さんのごはんです。コーカサス料理なんてなかなか食べられないので良い機会でした。どれも本当においしかったなあ…

ここまでお読みいただいてありがとうございました。当初、私が持っていたイメージよりも、実際は、モンゴルは豊かで楽しく、過ごしやしい国で驚いたので、みなさんにも、モンゴルの面白さや魅力をお伝えしようとしたら長くなってしまいました。なかなか旅行先の候補になることのない、この発展途上の国ですが、みなさんに是非、遊びに来ていただきたいです。これからも、留学生活についてだけでなく、みなさんがモンゴルについて興味を持っていただけるよう、様々なことをレポートでお伝えしていけたらと思います。

また次回のマンスリーレポートでお会いしましょう。さようなら!  ヽ(^o^)丿

2月

はじめまして!人文学部 歴史文化学科の田中縁です。
私はいま、モンゴルの首都 ウランバートルにいます。
2月3日に日本を発ち、仁川を経由して約7時間かけてやってきました。

<モンゴルの様子>
ここは氷点下30度なんて当たり前で、10分外を歩けば、前髪やまつげが凍ってしまうような極寒の地です!
今年のモンゴルのお正月は2月16日で、それを過ぎればもう春だよ!なんてこちらの方は言いますが、寒さに慣れない日本人の私にとってはいつまでも寒いままです。
室内はどこも暖かく日本の冬よりも快適に過ごせますが、寒さになれたモンゴルの方にとっては暑すぎるのか、半袖で過ごしたり、窓を開けて冷たい空気をいれたりしていて、日本人との体感の差に驚いています。

外に出る際はもちろん、みんな大きなダウンを着ますが、室内では脱いだ上着は邪魔になってしまいますよね。そのために、生徒や先生、セキュリティーの方が上着を預けるためのクロークがあります。これは1年を通して長く、寒さの厳しい冬がある国ならではの光景ではないでしょうか。ちなみにですが、上着の次に大事な防寒具は帽子です!数分歩いただけで顔、特に耳が冷たくなって痛くなってしまいます。モンゴルにお越しの際は帽子をお忘れなく…

そしてまた、ウランバートルはたいへん煙たい街です。
ゲル住まいの方などが暖をとるために石炭などを燃やすため、常に花火をしているときのようなにおいがして、こちらに来た当初は咳込んでしまうほどでした。どちらも慣れてしまえばあまりなんともないですし、幸いなことに私の住むホテルから学校まで5分とかからないため、不便に思ったことはそれほどありません。

食事はホテルのレストランで提供されているので、放課後にごはんを作らなくては!というような負担がないことが、とてもありがたいです。ですが、たまに外に出てご飯を食べると、やっぱりモンゴルは物価が安いなあと感じます。
そしてなにより!どのお肉も、たいへんおいしいです!
こちらで食べる白いご飯も私たち日本人が食べるものと同じ種類のお米なので、バース研修の時に感じた食事面での不便さは今のところ全く感じていません。母の手料理がたまに恋しくなるくらいです。
また、食料品や生活用品は中国や韓国、日本からの輸入品が多く、なんでも買い揃えられるのでかなり快適です。

<学校について>
私は現在 Mongolian Royal Academy International University に通っています。
平日はだいたい朝9時に1限目が始まり、1コマ90分、1時間のお昼休みがあり、終業は遅い日で18時です。
それでも一番授業が多い日で4コマなので、数的には日本とほとんど変わりがなく、苦に感じたことはまったくありません。むしろ授業の少ない日は友人に会う機会も少ないので少し寂しいです。
ふだん受けている授業はEnglishGrammer/Speaking/Reading&Wright/Listeningそして、
BusinessLaw・PrincipalOfMarketing・CultualHistory・PublicRelationです。
生徒はそれぞれ英語の上達によってレベルが分けられ、私はレベル3と5の授業を受けています。
授業はスライドを使った形式で、ネイティブの先生による英語での授業です。
特に、レベル5の生徒はネイティブ同然に英語のレベルが高く、生徒間での何気ない会話も英語を使いますし、先生と活発に意見を交わすので、授業のレベルはすごく高いです。
宿題は出たり、出なかったり、その日の進度で変わりますが、今のところはそれほど苦労するものは出ていません。
ホテルに帰ってすぐに手を付け、その日のうちに終わらせるように心がけています。
先生に頂いたPWも使用して、復習も怠らず、3月からも気を引き締めたいと思います!

ここまで、お読みいただきありがとうございました!
今回はこちらに来て1か月、モンゴルの2月の様子と普段の生活についてお伝えしました。
次回は「モンゴル おたのしみ編」です。

2月(お楽しみ編)

皆さんこんにちは!田中縁です。前回のマンスリーレポート、2月編はお読みいただけましたでしょうか?
今回はマンスリーレポート「モンゴル おたのしみ編」です♪

前回にもお伝えしました通り、モンゴルはとっても寒い国なので、まだ歩いて冒険に行く勇気と気合が足りません!
また、モンゴル語を理解できない私にとって、1人でバスやタクシーに乗ることは大変難しいのです。
そのため今は学校の先生や知り合いの方のお力を借りてモンゴルを楽しんでいます。

<白い月>
モンゴルのお正月は「ツァガンサル(白い月)」といい、今年は2月16日金曜日にありました。
お正月の間は基本的にみんな仕事はなし!大きなデパートでさえも元旦はお休みで、みんなUB(ウランバートル)内やその周囲を囲むゲル地区、田舎の親戚の家を訪問して過ごします。
そしてモンゴルのお正月に欠かせない「ボーズ」を大晦日に大量に作り、ツァガンサルのお祝いとともに食べます。
私は1人で過ごすのかなあとさみしく感じていたのですが、以前、学園大に留学生としていらっしゃっていた方から、是非うちに遊びに来てください、と誘い頂き、お邪魔させていただきました!

オーツ(羊の丸茹で)やモンゴル、ロシアのお酒、スーテーツァイ(しょっぱいミルクティー)へビンボーブ(揚げパン)そしてうえで述べたボーズ(茹で肉団子)など、たくさんのお料理や飲み物がいっぱいでした!
私が特に驚いたのは、「クムス」です。招待していただいたお家で初めて頂いたのですが、クムスとは馬のお乳を発酵させたもので、独特な味と香りがします!学校でも先生と友人に勧められて飲んだのですが、ミルクを発酵させたものを飲んだことがない日本人、とくに、牛乳と同じような感覚で飲んだため、クムス独特の酸味でむせてしまいました。なんだが、うっすらとカルピスが思い出されました。(カルピスって乳飲料ですよね…?)
しかし!クムスはとっても栄養価が高く、赤ちゃんからお年寄りまでが好む、モンゴルで大切な栄養源だそうです。

お料理をいただいた後はモンゴルの民族衣装、デールも着させていただいたり、伝統的な挨拶の仕方を教えていただいたり、大変貴重な体験をさせていただきました。とても楽しかったです♪

<ガンダン>
お正月休みに、フロントから電話がかかってきたので出てみると、学校の先生の声で「ハーイ!キズナ!遊びに行くよ!カモンカモン!!」と言うのでとっても驚きました!
大急ぎで準備をしてさっそく車に乗り込み、まずはモンゴルにいくつもあるお寺のメイン、「ガンダン」に行きました。
ガンダンはチベット教のお寺で、モンゴル一番のお寺だそうです。

この建物のなかには大きな仏像様がいらっしゃって、その周りを円筒のクルクルと回るおびただしい数の銀色の物体が囲んでいて、それをみなさん何か唱えながら回していらっしゃいました。
この写真以外にもいくつか建物があり、それはどれもカラフルで、日本のお寺とはまったく違った雰囲気でした。

<ザイサントルゴイと大仏様>
その後に連れて行ってもらったのは、ザイサントルゴイです。
写真をお見せしたかったのですが、私のスマホが凍ってしまい、動かず、写真が撮れませんでした…!すみません!
でもこれがモンゴルなんです!スマホも凍ってしまう、寒さの厳しい国…洗礼を受けました!

さあ、話を戻して、写真はありませんがザイサントルゴイについてご紹介します。
ここは丘の上にあって、上るのは少し大変ですが、UB市を一望できるとっても眺めの良い場所でした。
旧ソ連とモンゴルをたたえるモザイク壁画がぐるりと灯火台を囲むモニュメントで、この壁画のなかに日本の国旗を踏みつけているシーンを見ることができる、貴重な歴史的建造物なんです。
「ソ連とモンゴルはなんとか日本をやっつけて、幸せになったよ!」というようなストーリーがあります。
しかし、これはソ連軍がいたころのもので、現在、モンゴルはたいへんな親日国家です。
完璧に会話ができなくても、日本語を知っている人、学んでいる人が数多くいらっしゃって、学校でも私は Japanese Langage Club で簡単にですがコーチをしています。
授業内でも他国の名前が出た時と日本の名前が出た時ではあきらかに反応が違います。
クールでお金持ち!きれい!安心安全!というイメージが強いように感じられます。
日本を離れてさみしい気持ちもありますが出身国が好かれているのは、たいへん誇らしく、うれしいですね♪

そして!このモニュメントのある丘のふもとには、金色に輝く大仏様がいらっしゃいます。
とっても大きな立像で、モンゴルのきれいな青空に映えてすばらしかったです。
周りにはふかふかの雪が積もっていて、先生たちは転がったり、写真を撮ったりしてすごく楽しんでいらっしゃいました。

お読みいただきありがとうございました!
以上!「モンゴル おたのしみ編」をお送りしました。
また次回のマンスリーレポートでお会いしましょう。さようなら♪

※国際交流センターから補足:田中さんのレポートの中で紹介されていたザイサントルゴイの写真です。
posted by 大和小路 成明 at 21:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

モンゴルとの共時性について

先日、家族でモンゴルに旅行する機会があった。首都のウランバートルから80キロメートルほど離れた国立公園のエリアで乗馬をしたり、遊牧民の移動式住居である「ゲル」に宿泊したりと言った、貴重で楽しい経験をして来たのだが、その際に筆者が驚いた事がふたつあった。

 

ガイドさん [このガイドさん(42?・男性)というのがめっちゃ優秀で、ピオネール(共産主義少年団・古語)代表として中学校からただ1人、しかも2年連続して選抜されて旧ソ連、イルクーツクあたりのバイカル湖畔の街まで研修旅行みたいなのに行って来たんだそうだ。「社会主義のままだったら、結構イイところまでいってたかもね」と笑っていたが、本当にノーメンクラツーラ(同じく古語)になっていたかも知れない] に聞いた話だが、ひとつは、モンゴルでは「郵便制度」が消滅してしまったそうだ。

16世紀にヨーロッパで生まれた郵便制度は500年を経てもなお、いわゆる文明社会の大切なインフラだと筆者は考えていた。モンゴルは1990年に民主化したが、それ以前の社会主義の時代には、どのような田舎の町や村であっても、郵便は確実に届いていたのだそうだ。ところが、電子メールの普及と物流の発達により、今では郵便物は郵便局の私書箱に保管されるだけとなり、必要な人は郵便局まで取りにいかなくてはならず、事実上、郵便制度は消滅してしまったとの事である。

もちろん、モンゴルから国外に出す郵便は、引き続きあるそうだし、郵便局や郵便切手もなお存在しているが、“物理的な信書が各戸に配達される”という古典的な意味での郵便制度は消滅したのだ。21世紀の新興国で、有線の通信網をすっ飛ばして、いきなりスマホが普及した。と言った事象とは事情が違う。「制度が普及しなかった」のではなくて「いったんあまねく普及した制度が、その役割を終えて消滅した」という事になる。

 

これは、どのように強固に思える枠組であっても、世の中の変化によって、あっさりと崩れ去ってしまうという事にほかならない。

 

もうひとつは、モンゴルの若者のトレンドである。モンゴルは総人口が300万人ほどで、GDPの規模は小さいが、鉱物資源の開発などによって、近年の経済成長率は世界でもトップクラスと聞き及んでいた。全世界的に進んでいる都市への人口の移動も顕著で、首都ウランバートルの人口はここ数年で急増して約150万人(同国の全人口の約半数)に達し、街の周辺部にはスラムも形成されている。

そのような急成長中の新興国なので、筆者はモンゴルの人たちはみな、豊かになる事に貪欲なのではないかと想像していた。ところが、モンゴルの最も若い世代は、たとえ遊牧民だったとしても馬にも乗らず、バイクにすら乗らず、自動車さえもほしがらないのだそうである。これは、マーケティング的な表現で言えば「モンゴルの若者が低欲望化している」という事にほかならない。ショックであった。

低欲望化社会とは、『ひとびとが物欲や成功したいという欲望を持たず、自動車やぜいたく品の購入が冷ややかな目で見られ、13度の食事さえも簡単に済ませるような社会』と定義されるそうだ。そして、成熟期を迎えた日本の社会や市場だからこそ、そのような現象が生まれているのだと筆者は思っていた。

ところが、モンゴルでは成熟化や少子高齢化の前、経済成長の前、すなわち「豊かになる前の社会で低欲望化が起こっている」と言う事になる。

つまりは「共時性」である。ものごとが順番に(経時的に/段階的に)変化していくのではなく、超・成熟社会の日本と、超・新興国のモンゴルとで、同じ現象が同時に起きているのだ。

 

筆者が短い旅行で垣間見た事、感じた事は、ごくごくミクロなデータでしかなく、果たしてそれが本当かどうかを検証する手段もない。

 

しかし、世界の動きや変化の速さは、わたしたちが想像しているものよりも、もっともっと速いのかも知れない。

 

例えば、わたしたちは今なお、顧客満足実現のためにQ/C/D/Sを指標としているが、その枠組みじたいが変わっていて、顧客が求める事は、今やもっと、あるいはまったく別のものになっていると言った事はないか?また、時間軸でとらえれば、顧客の求めるレベル(水準)が変わっているという事はないか?1年前は言うに及ばず、1か月前、先週、あるいは昨日とでは? また顧客の、競合の、市場の状況変化はどうなのか?

(筆者は、いちマーケターとしては“「競合」というものは究極的には存在しない”と考えているが、まぁ一般的な用語として用いている)

箴言には『決して昨日と同じことを漫然と繰り返していてはいけません』とある。

そして、顧客や競合や市場、あらゆるものごとの変化のスピードが速くなっている事は間違いない。

 

自ら変化していく事こそが必要だ。

 

今の時代、世の中の変化を事前に予測する事はとても難しくなっている。と言うか、わたしたちは確実に到来が予測されていた事態(たとえば少子高齢化や急激な人口減少)にすら対応できていない。まして、予測さえ出来ない事態に対応できるはずがない。

だから、世の中の変化に合わせてわたしたちの仕事のやり方、暮らし方、生き方を変えていく事が大切なのだ。正解などどこにもない。とにかく早く変化してバグ出しして修正する。ひたすらトライアンドエラーを繰り返す。それしかないし、それを主導するのが、マーケターのミッションであると思う。「やり方を変える」のだ。

じゃあ、いったいどれくらいやり方を変えるのか。いつまで変え続けるのか。

 

答えはシンプル。「得たい結果が得られるまで」だ。

 

筆者も、崇高なミッションに取り組んでいきたい。 (了)     

201845

posted by 大和小路 成明 at 18:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月27日

再会について

某社勤続満30周年の『永年勤続表彰の記念品』にてハワイ旅行をチョイスして、現地3泊の(弾丸とは言いたくない)日程で行って来た。

筆者夫婦は、共に初めてのハワイであり、それなりに楽しませて頂いた。感謝である。

ハワイでは、娘の小学校時代からのお友達に夫婦で数年ぶりに再会、素晴らしい食事と引き続きラウンジでの夜景、少々のアルコール、そしておしゃべりを楽しんだ。

彼女は韓国人で、筆者と同い年の父上が当時(2002年前後)韓国の新聞の東京特派員として家族で駐在、

筆者の上の娘と小学校で同級生になって以来、2017年の今日までゆるゆるとお付き合いが続いている。

現在はソウル大学の修士課程で、ハワイ大学に留学中(優秀なので、費用は全額大学もち)。言語学を専攻しており、このあと博士課程に進んで、いずれは米国本土で大学の教員になるつもりの才媛だ。

凄い才能とキャリアの「3人目の娘」がいるのが、筆者夫婦のプチ自慢である。

posted by 大和小路 成明 at 18:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする